自然災害はいつなんどき見舞われるかわかりません。
今回は、災害時にどういったインフラが使えなくなる可能性があるのか、および、インフラが使えなくなったときにあると助かる災害対策グッズについて解説していきます。
ちょっとした備えがあるかないかで、いざというときの状況はまったく違ってきます。
最低限の災害対策グッズを揃えておきたい、という方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。
まずは、災害時に使えなくなる可能性があるインフラについてみていきましょう。
地震や津波などの影響で、電気がとまることはありえます。
電気がとまってしまったら、大切な人と連絡がとれなくなったり、ニュースで災害情報を確認することもできなくなってしまいます。
また、夜になると何も確認できず、日中しか動けない、という状況にもなってしまう可能性があります。
水道が止まることも考えられます。水は、人間が生きていく上で必ず必要なものです。
水道が止まってしまったら、飲み水がなくなってしまいます。
さらに、お風呂やシャワーが使えず、体を清潔にすることもできなくなります。
必要最低限の飲み水を確保するためには、近所の小学校などに水を汲みにいくという手間が必要な場合もあります。
ガスが止まってしまったら、火を使うことができません。
火が必要な料理ができなくなるため、そのまま食べられるものがない場合には、それは食糧として役に立たない、という事態にも陥ってしまいます。
また、冬場などは暖かい水を出すことができなくなり、冷たい水しか使えずに辛い思いをするケースもあります。
道路が封鎖・寸断されてしまうケースもあります。
そうなったら、流通が止まってしまうため、店舗へ食料が到着しなくなる、という事態になってしまいます。
スーパーやコンビニに食料や日用品が届かなくなると、買い占めが起こり、店頭から品物が消えてしまう可能性もあります。
また、道路が使えないために、けが人などの搬送が難しくなってしまう、というケースもあります。
電波障害などで基地局が使えなくなるケースもあります。
そうなるとスマホを利用した電話やインターネットの通信ができなくなる可能性もあり、大切な人との安否確認が難しくなってしまいます。
次に、インフラが使えなくなった災害時に役立つグッズを6つご紹介していきます。
電気が使えなくなってしまう可能性があるので、モバイルバッテリーをもっていると良いでしょう。ソーラー充電できるタイプのものなら、太陽光にあてるだけで充電することができ、大変便利です。
電気がとまってしまうと、真っ暗闇のなか行動しなければならない場面も出てきます。
そういったときのために、電気の代わりになるものを用意しておきましょう。
ランタンやヘッドライトを用意しておくとよいでしょう。
手荷物形の懐中電灯よりも、頭にとりつけて両手をあけておけるヘッドライトの方が移動しながら使う分には優れています。
水道が止まってしまうのはとても辛いことです。なんども水を汲みにいくのも大変です。
そんなときに使えるのが水用タンクです。
タンクがあれば水道が止まったあともある程度水を使うことはできます。
また、濾過装置があれば汚れた水を、飲み水などに使うことができます。
電気が使えなくなったとき、火が使えずに困るというシーンもあります。
そういったシーンのために、ファイアスターターや100円ライターを用意しておきましょう。
暖房などをつけることができない状況になったときのために、アルミシートやエマージェンシーシートなどの保温シートを用意しておきましょう。
緊急時に食べるものがない、というのはとても辛いことです。
家族の一週間分の非常食は用意しておきましょう。電気やガスが使えなくなることを想定して、缶詰やレトルトなど開けてすぐに食べられるものを準備しておきましょう。
非常食にも賞味期限はあるので、年に一回確認し、入れ替え作業を行うと良いでしょう。
大災害が起きたときを想定して準備しておくことは、実際に災害に遭遇してしまった時の心の余裕にもつながります。
また、グッズや備蓄品も大事ですが、普段から地域の避難訓練などにも参加し、慌てずに行動ができるようにしておくことも大切なことです。
緊急時には、自分や家族の命を守る行動ができるように心がけていきましょう。