「自宅で飼っていた猫ちゃんが脱走して、夜も眠れないくらい心配した」
「犬が脱走して、行方知れずになって、数日戻ってこなかった」
こんな経験をした飼い主の方は多いのではないでしょうか? 家族同然のペットがいなくなってしまったら、悲しくて仕事も手につかなくなってしまいますよね。
今回は、ペットの迷子や脱走を予防するための効果的な方法や、便利なグッズを紹介していきます。ペットの脱走や迷子を心配している飼い主さんはぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
ここでは、ペットの迷子や脱走を防止するための効果的な方法を6つご紹介していきます。
首輪は絶対につけておきましょう。
なぜなら、首輪をつけていないと、野良猫・野良犬だと勘違いされてしまう危険性があるからです。
首輪をつけているだけで、人に飼われている動物であることを明確に示すことができますから、保健所につれていかれて処分されてしまう、というリスクを回避することができるのです。首輪を嫌がる猫・犬もいるかと思いますが、まずは慣れさせるように訓練していきましょう。
どうしても嫌がるという場合は、室内でははずしておいて、外出のときだけに着ける、という方法でもよいでしょう。
首輪をつけるときには、迷子札も一緒に装着しておきましょう。迷子札とは、猫や犬の名前および飼い主の連絡先が記載されている札のことです。
首輪に書ける場合は、それでもよいでしょう。飼い主の電話番号が記載されていれば、保護してくれた方がすぐに連絡をくれる可能性もアップします。
マイクロチップを埋め込む、というのも一案です。
動物病院、またはペットショップでチップを埋め込むことができ、このチップが埋め込まれていれば、保健所などに保護された場合でも、すぐに飼い主を割り出すことが可能になります。
マイクロチップが埋め込まれている可能性は、動物保護団体や保健所は認識していますから、保護したらまずはマイクロチップが埋め込まれているか否かを確認してくれます。
マイクロチップには、ペットの名前や飼い主の名前・連絡先、去勢しているか、などの情報を詰め込むことができ、大変便利です。首輪を嫌がる犬猫でも問題なく埋め込むことができます。
ただし、欠点もあります。それは、マイクロチップの存在をしらない一般の方に保護された場合、マイクロチップの存在に気がつきにくく、飼い主との連絡が遅れる可能性がある、という点です。
また、マイクロチップは最近の技術ですから、犬猫に健康上の被害がまったくない、とは言い切れないのも事実なのです。
ですから、マイクロチップの埋め込みを考えている場合は、しっかり調べてリスクなども把握したうえで決断する必要があるのです。
Bluetoothの迷子予防アイテムを利用するという方法もあります。
Bluetoothで飼い主のスマホや、PCと接続しておき、それらから一定の距離以上離れてしまった場合に警告してくれるものです。
薄い小さなタグで首輪につけておけるもの、首輪そのものにBluetoothの子機機能がついているものなど、使い方に合わせて形を選ぶこともできます。
一般的に使用されているBluetoothの電波が届く範囲は、およそ10m程度のため、外飼いをするペットに使用することは難しいかもしれません。
しかし、室内飼いや、散歩のときに遠くへ行ってしまうことを防ぐには十分でしょう。
このアイテムの利用で、迷子になる確率を軽減できます。
脱走防止に利用できるお手軽なアイテムは脱走防止柵です。犬・猫が精一杯ジャンプしても飛び越えられないくらいの高さの柵を設置しましょう。
また、動物は、意外な隙間でも、するっとくぐったり、抜けたりしてしまいます。
脱走防止柵を購入する際は、足元まできっちり詰まっているもので、塞ぐ場所の寸法に合ったものを購入しましょう。
取り付ける場所は、ベランダの窓、玄関扉のそばなどがよいでしょう。鍵をかけることができる製品もあります。
自慢のペットの写真は日常的に撮影しているという方も多いでしょう。定期的な写真撮影は、迷子や脱走した場合のリスク軽減にもなります。
迷子になったとき、貼り紙などを利用して情報を呼びかける場合もあるでしょう。
そんなときに赤ちゃんのときの写真しかなければ、捜索は難しくなります。定期的にペットを写真撮影し、迷子や脱走に備えましょう。
ペットの脱走が心配な場合は、ペットの見守りカメラを設置しましょう。
ペットの見守りカメラを設置しておけば、遠隔でペットが今どこで何をしているのか、を確認することができます。
職場などからスマホで現在の犬猫の様子なども確認することができるため、心配性の飼い主さんでも安心することができます。
今回は、ペットの迷子・脱走を防止する方法やグッズをご紹介してきました。ペットの迷子や脱走は、誰にでも起こりえることです。
いざといったときに慌てないためにも、首輪や迷子札をつけておく、写真撮影しておく、脱走防止の柵を設置しておくなど、簡単な防止策を講じておきましょう。